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9月24日 18時32分
去年1月、長野県軽井沢町で大学生など15人が死亡したバス事故の遺族会が業務上過失致死傷の疑いで書類送検されたバス会社の社長と元社員の起訴を求めて都内で署名活動を行いました。
この事故は去年1月、軽井沢町でスキーツアーのバスが道路脇に転落して乗客の大学生など15人が死亡、26人がけがをしたもので、バスの運行会社の社長と運行管理担当の元社員が重大な事故を起こす可能性を予測できたのに、大型バスの運転に不慣れな運転手への指導を怠ったとして、ことし6月、業務上過失致死傷の疑いで書類送検されました。
この事故の遺族会では、2人を速やかに起訴するよう求める署名活動を行っていて、24日は上野駅の近くに遺族など10人余りが集まりました。
集まった遺族会のメンバーは道行く人たちに「こうした事故が二度と起こらないようご協力お願いします」などと署名を呼びかけていました。
遺族会によりますと、署名は24日までに7600人分集まり、来月中に長野地方検察庁に提出する方針だということで、会の代表で当時19歳の次男を亡くした田原義則さんは「刑事裁判で責任の所在を明確にしなければ、再発防止は完結しないと思うので、多くの賛同を集めたい」と話していました。