石川県能登町上町の県柳田星の観察館「満天星」は、米国の小惑星探査機「オシリス・レックス」の撮影に成功した。
「日本公開天文台協会」(兵庫県明石市)によると、同探査機の撮影に成功したのは国内で数例しかなく、大変貴重という。
2016年9月に米航空宇宙局(NASA)が打ち上げた同探査機は9月23日未明に、地球の引力を利用して軌道を修正する「地球スイングバイ」を行うため接近していた。同館の学芸員宇佐美拓也さん(30)が21日午後10時4分から同18分にかけて、口径60センチの反射望遠鏡にデジタルカメラを取り付けて撮影した。宇佐美さんによると、明るさは肉眼で見える最も暗い星である6等星の約6万分の1の明るさだったという。
同探査機は18年10月に小惑星「ベンヌ」に到着予定で、探査と岩石採取をした後、23年に地球に帰還予定。小惑星「イトカワ」に着陸して微粒子の持ち帰りに成功した小惑星探査機「はやぶさ」の米国版とも呼ばれている。
宇佐美さんは「日本の『はやぶさ2』も頑張っており、この写真を通して探査機や宇宙への興味を持ってもらいたい」と期待している。
http://yomiuri.co.jp/science/20170923-OYT1T50068.html
「日本公開天文台協会」(兵庫県明石市)によると、同探査機の撮影に成功したのは国内で数例しかなく、大変貴重という。
2016年9月に米航空宇宙局(NASA)が打ち上げた同探査機は9月23日未明に、地球の引力を利用して軌道を修正する「地球スイングバイ」を行うため接近していた。同館の学芸員宇佐美拓也さん(30)が21日午後10時4分から同18分にかけて、口径60センチの反射望遠鏡にデジタルカメラを取り付けて撮影した。宇佐美さんによると、明るさは肉眼で見える最も暗い星である6等星の約6万分の1の明るさだったという。
同探査機は18年10月に小惑星「ベンヌ」に到着予定で、探査と岩石採取をした後、23年に地球に帰還予定。小惑星「イトカワ」に着陸して微粒子の持ち帰りに成功した小惑星探査機「はやぶさ」の米国版とも呼ばれている。
宇佐美さんは「日本の『はやぶさ2』も頑張っており、この写真を通して探査機や宇宙への興味を持ってもらいたい」と期待している。
http://yomiuri.co.jp/science/20170923-OYT1T50068.html