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ドイツの連邦議会選挙の投票が日本時間の24日午後から始まり、アメリカなどで広がる自国第一主義の流れとは一線を画し、国際社会でドイツの存在感を高めてきたメルケル首相の率いる与党が第1党となって、メルケル首相の4選につながるかどうかが焦点となっています。
ドイツの連邦議会選挙は、24日午前8時(日本時間24日午後3時)から投票が行われます。
最新の世論調査によりますと、メルケル首相率いる中道右派のキリスト教民主・社会同盟が36%の支持を得て、中道左派の社会民主党の支持率を14ポイント上回り、第1党を維持するものと見られています。
メルケル首相は、これまでの3期12年で堅調な経済や低い失業率を維持したことに加えて、アメリカのトランプ政権の誕生など、世界で自国を優先する動きが広がる中、国際協調を訴えてドイツの存在感を高めてきたことで支持を広げ、優位に選挙戦を進めてきました。
今回の選挙では、メルケル首相のキリスト教民主・社会同盟が第1党になり、メルケル首相の4選につながるかどうかが焦点となっています。
また、難民の受け入れに反対する新興の右派政党「ドイツのための選択肢」が、初めて議席を獲得するだけでなく第3党に躍進する可能性も出ていて、どこまで票を伸ばすのかも注目されています。
連邦議会選挙は日本時間25日午前1時に投票が締め切られて直ちに開票が始まり、25日午前中には結果が判明するものと見られます。
9月24日 4時39分