産経ニュース、2017.9.22 18:41更新
http://www.sankei.com/world/news/170922/wor1709220040-n1.html
【ソウル=名村隆寛】約2万8000人の米軍の家族や米外交官らが在住する韓国では、在韓米軍の家族らが北朝鮮の有事に備えた定期避難訓練を行っている。毎日経済テレビ(MBN)によると、訓練は最近、強化されているという。
在韓米軍関係者によると、有事には主に、ソウルの竜山(ヨンサン)基地やソウル南方の平沢(ピョンテク)、南部の大邱(テグ)から輸送ヘリコプターで釜山(プサン)西方の金海(キメ)に移動し、輸送機で日本に避難する。一部は、平沢に隣接する烏山(オサン)米空軍基地から民間航空機を利用したり、釜山から船舶で避難したりするという。
ソウル近郊で民間機に乗るには時間がかかり、攻撃の集中が予想される首都圏から早く脱出するためだ。
昨年末には、7年ぶりに一部の民間人を日本まで避難させる訓練が行われ、婦女子もリュックを背負い米軍の輸送機に搭乗した。