千葉県市川市のNPO法人が運営する施設で入居者の川久保儀子さん=当時(84)=が遺体で見つかった事件で、施設管理人の50代の女が別の入居者に対し、川久保さんを暴行していたことを口外しないよう脅していたとして脅迫容疑で千葉県警に逮捕されていたことが19日、捜査関係者への取材で分かった。この女が川久保さんを暴行して死亡させた疑いが強まったとして、県警は19日にも傷害致死容疑で女を再逮捕する。
川久保さんの遺体は8月28日午後、施設の入居者から県警市川署に「施設内でトラブルがあった」と通報があり、駆けつけた同署員が発見した。
司法解剖の結果、川久保さんの遺体には複数の打撲痕があり、県警は事件と事故の両面で捜査。捜査関係者によると、入居者への聞き取りや遺体の状況などから、女が川久保さんを殴る蹴るなどして死亡させた疑いが強まったという。
施設を運営するNPO法人のホームページや関係者などによると、同法人は東京都と埼玉県、千葉県などで主に中高年の女性を対象に就業などの自立支援を行う宿泊施設を運営。市川の施設には管理人の女と十数人の入居者がいたという。
配信2017.9.19 10:00更新
産経ニュース
http://www.sankei.com/affairs/news/170919/afr1709190006-n1.html