福岡県小郡市の住宅で元県警警察官の妻子3人が殺害された事件で、妻への殺人罪で起訴された元警察官の中田充被告(39)が子供2人も殺害した疑いが強まったとして県警が早ければ月内にも再逮捕する方針を固めたことが15日、分かった。中田被告は3人殺害への関与を否定している。
捜査関係者によると、中田被告は県警通信指令課の巡査部長だった6月6日、自宅で長男の小学4年涼介君=当時(9)=と長女の小学1年実優さん=同(6)=の首を絞めて窒息死させた疑いが持たれている。
屋内に残された証拠や遺体の状況などから第三者が侵入した形跡はなく、県警は、中田被告が妻由紀子さん=同(38)=を殺害後、子供2人を手に掛けた疑いが強まったと判断した。
県警によると、一家は4人暮らし。中田被告は同6日早朝に出勤、その後、由紀子さんが1階台所で死亡しているのを由紀子さんの姉が発見した。子供2人も2階寝室の布団の上でうつぶせになっており、首にひもで絞めたような痕があった。
中田被告は「(出勤時に)3人は寝ていた」と説明したが、県警は由紀子さんの爪に被告の遺留物が残っていたことなどから同8日に由紀子さんへの殺人容疑で逮捕、その後起訴された。
配信2017.9.15 10:25更新
産経WEST
http://www.sankei.com/west/news/170915/wst1709150035-n1.html