防衛省によりますと、ことしに入って確認された北朝鮮による弾道ミサイルの発射は、先月までに12回、合わせて15発にのぼっています。
1発目は2月12日に、北朝鮮西岸のクソン(亀城)付近から、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを地上配備型に改良した中距離弾道ミサイル「北極星2型」と推定される弾道ミサイルが発射されました。安倍総理大臣とアメリカのトランプ大統領による初めての日米首脳会談が行われた直後でした。
そして3月6日には、北西部のトンチャンリ(東倉里)付近から中距離弾道ミサイルのスカッドERと推定される弾道ミサイル4発がほぼ同時に発射され、いずれもおよそ1000キロ飛んで日本のEEZ=排他的経済水域内やその近くに落下しました。
その後も北朝鮮は弾道ミサイルの発射を繰り返し、5月14日にはクソン付近から、新型の中距離弾道ミサイル「火星12型」と推定される弾道ミサイルを発射。通常より高い高度に打ち上げる「ロフテッド軌道」で、高度が初めて2000キロを超え、射程距離は最大で5000キロに達すると推定されました。
さらに7月には、4日と28日に最大射程が5500キロを超えるICBM=大陸間弾道ミサイル級の弾道ミサイルを相次いで発射し、長射程化を進める姿勢を鮮明にしました。
そして先月10日に北朝鮮は、島根、広島、高知と日本の上空を通過してグアム島周辺に落下させるという、中距離弾道ミサイル「火星12型」の発射計画を検討していると発表。その後、先月29日に、事前の通告も無くピョンヤン郊外のスナン(順安)から「火星12型」と推定される弾道ミサイルを北東に発射し、ミサイルは、北海道の渡島半島や襟裳岬の上空を通過して、およそ2700キロ飛しょうしました。弾道ミサイルが日本の上空を通過したのは、去年2月にテポドン2号の派生型と見られる事実上の長距離弾道ミサイルが発射されて以来1年半ぶりで、国際機関に事前に通告せずに日本の上空を通過したのは、平成10年8月の「テポドン1号」以来でした。
そして、北朝鮮は15日、北朝鮮西岸から日本の上空を通過するミサイルを発射したと推定されます。ミサイルが日本の上空を通過したのは、先月29日に続いて6回目で、前回同様、国際機関への事前の通告はありませんでした。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170915/k10011140041000.html
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