http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170911/k10011135421000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004
中国の先月の新車の販売台数は去年の同じ月に比べて5%余り増え、政府が減税措置を縮小して以降伸び悩んでいた販売がやや回復しました。一方、電気自動車については乗用車の販売台数が去年の2倍近くに達するなど、電気自動車の普及を目指すいわゆる「EVシフト」が進んでいます。
「中国自動車工業協会」の発表によりますと、中国国内で先月販売された新車の台数は218万6000台で、去年の同じ月よりも5.3%増えました。
中国では政府が景気対策として打ち出していた減税措置が縮小された影響で、ことしは販売台数が一時前年を下回っていましたが、この2か月は連続して前の年を5%以上、上回りました。
ただ、自動車工業協会では、販売が好調だった去年の反動も予想されるとして、年間で5%増加という目標を達成できるかどうかについては慎重な姿勢を崩していません。
一方、電気自動車に限った販売台数は去年の同じ月よりも乗用車が97.4%、トラックなど商用車が88.8%増えていて、新車販売全体の伸び率を大幅に上回っています。
中国では大気汚染対策として政府が電気自動車の購入に多額の補助金を出すなどして、いわゆる「EVシフト」を進めており、電気自動車の開発や生産で中国の自動車メーカーが日系を含む外資系メーカーと提携するケースが相次いでいます。
9月11日 20時29分