【パリ時事】フランス紙ルモンド(電子版)は8日、仏自動車大手グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)について、ディーゼル車排ガス不正疑惑をめぐる監督当局の調査の結果、50億ユーロ(約6500億円)の罰金が科される可能性があると報じた。
同紙は、仏競争・消費者問題・詐欺防止総局(DGCCRF)の内部資料を入手。それによると、PSAは2009年9月から15年9月にかけて、検査時にだけ汚染物質の排出を不正に抑える装置を搭載した車両を少なくとも191万台販売し、338億ユーロ(約4兆3900億円)の売り上げを計上していたという。
PSAはこの報道を受けて、AFP通信に対し「不正は行っていない」と疑惑を否定している。
配信(2017/09/09-00:02)
時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017090900004&g=int