県公安委員会の決定を受けずに虚偽の書類を作成して道路標識や横断歩道を設置したとして、兵庫県警は8日、相生署交通課の男性巡査部長(56)を道交法違反(道路における禁止行為)と虚偽無印公文書作成・同行使の容疑で書類送検した。
捜査関係者への取材でわかった。県警は同日、巡査部長を停職1か月の懲戒処分にした。巡査部長は容疑を認め、「手続きが面倒だった」と供述しているという。
捜査関係者によると、巡査部長は同課で標識設置などの事務手続きを担当。2015年7月〜今年4月、同県相生市や上郡町内の9か所で設置が決まっていた一時停止などの標識や横断歩道について、設置権限を持つ県公安委の決定を得たように工事発注書を偽造し、工事を完了させた疑い。
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http://yomiuri.co.jp/national/20170908-OYT1T50118.html