https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170908-00000009-kobenext-bus_all
神戸港と鹿児島・奄美群島、沖縄本島を結ぶ旅客フェリー「琉球エキスプレス」が、
10月7日の神戸出港便を最後に運航を休止することが8日、分かった。
沖縄や奄美出身者が多く暮らす神戸・阪神間からの帰省の足などとして親しまれて
きたが、近年は格安航空会社(LCC)の台頭もあり利用客数が低迷。
運航会社が貨物専用船に切り替える決断をした。
琉球エキスプレスを運航するマルエーフェリー(鹿児島県)によると、阪神航路の開設は
1972年4月。沖縄県の本土復帰直前でもあり、当初は奄美群島発着だった。
翌73年に航路が沖縄本島まで延びた。
航路の距離は約1300キロ。神戸・六甲アイランドを出港する下り便は、大阪・南港に寄り、
奄美群島の奄美大島、徳之島、沖永良部島、与論島を経て、沖縄・那覇新港へ3日かけて
運航する。現在は2週間で3往復している。総トン数は6266トン、旅客定員は240人。
航路開設当時、与論島観光などの離島ブームや沖縄国際海洋博覧会(75年)の開催を
追い風に、利用客が激増した。また戦前、沖縄や奄美群島から神戸・阪神間に仕事を求めて
移り住んだ人が多く、帰省客でもにぎわった。記録を確認できる過去20年間では、
ピーク時の98年度に年間約2万8千人が利用した。
近年は、離島住民の少子高齢化に加え、フェリーの運賃よりかなり安い価格設定で
参入してきたLCCに利用客を奪われて苦戦。2016年度の乗船客数は、20年ほど前の
3割にも満たない約7800人だった。
同社の担当者は「45年の歴史がある航路。今後、奄美や沖縄が世界自然遺産に登録され、
需要が戻れば、何とか旅客フェリーとして復活させたい。今回の決定はあくまでも『休止』で、
貨物船として航路を維持したい」と話している。
旅客フェリーとしての最後の神戸港着は7日午前。同日午後に出港する。
11日以降は貨物専用船が発着することになる。
運航を休止する旅客フェリー「琉球エキスプレス」(マルエーフェリー提供)
神戸港と鹿児島・奄美群島、沖縄本島を結ぶ旅客フェリー「琉球エキスプレス」が、
10月7日の神戸出港便を最後に運航を休止することが8日、分かった。
沖縄や奄美出身者が多く暮らす神戸・阪神間からの帰省の足などとして親しまれて
きたが、近年は格安航空会社(LCC)の台頭もあり利用客数が低迷。
運航会社が貨物専用船に切り替える決断をした。
琉球エキスプレスを運航するマルエーフェリー(鹿児島県)によると、阪神航路の開設は
1972年4月。沖縄県の本土復帰直前でもあり、当初は奄美群島発着だった。
翌73年に航路が沖縄本島まで延びた。
航路の距離は約1300キロ。神戸・六甲アイランドを出港する下り便は、大阪・南港に寄り、
奄美群島の奄美大島、徳之島、沖永良部島、与論島を経て、沖縄・那覇新港へ3日かけて
運航する。現在は2週間で3往復している。総トン数は6266トン、旅客定員は240人。
航路開設当時、与論島観光などの離島ブームや沖縄国際海洋博覧会(75年)の開催を
追い風に、利用客が激増した。また戦前、沖縄や奄美群島から神戸・阪神間に仕事を求めて
移り住んだ人が多く、帰省客でもにぎわった。記録を確認できる過去20年間では、
ピーク時の98年度に年間約2万8千人が利用した。
近年は、離島住民の少子高齢化に加え、フェリーの運賃よりかなり安い価格設定で
参入してきたLCCに利用客を奪われて苦戦。2016年度の乗船客数は、20年ほど前の
3割にも満たない約7800人だった。
同社の担当者は「45年の歴史がある航路。今後、奄美や沖縄が世界自然遺産に登録され、
需要が戻れば、何とか旅客フェリーとして復活させたい。今回の決定はあくまでも『休止』で、
貨物船として航路を維持したい」と話している。
旅客フェリーとしての最後の神戸港着は7日午前。同日午後に出港する。
11日以降は貨物専用船が発着することになる。
運航を休止する旅客フェリー「琉球エキスプレス」(マルエーフェリー提供)
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