バストアップなどの目的で女性ホルモンと同様の作用がある成分を含んだサプリメントを摂取したため、月経不順になったなどの報告が相次いだ問題で、厚生労働省は4日、東京都内で専門家による調査会を開いた。安易な摂取を控えることや、体調変化を感じた場合は医療機関を受診するよう呼び掛ける対策案を示し、おおむね了承された。委員の意見も反映し、近く自治体に通知する。
問題となっているのは、マメ科の植物「プエラリア・ミリフィカ」の根から抽出される植物性エストロゲンを含むサプリ。豊胸効果などをうたい、カプセルや錠剤で販売されているが、国民生活センターが7月、月経不順や湿疹などの症状が出たとの相談が過去5年で209件寄せられたと発表していた。
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