http://yomiuri.co.jp/national/20170902-OYT1T50057.html
京都府警舞鶴署は1日、舞鶴市陶芸館の施設利用料金計2万8000円を盗んだとして、同館の指定管理者だったNPO法人「ガバナンス舞鶴」の元女性従業員2人を窃盗容疑で地検舞鶴支部に書類送検した。
既に弁済しており、反省していることなどから、同署は厳しい処分を求めない「寛大処分」の意見を付けた。
同署などによると、舞鶴市内に住む42歳と57歳の元従業員2人は2014年5月頃〜15年3月頃、1人200円の陶芸館利用料金延べ140人分を盗んだ疑い。舞鶴市が7月、2人を窃盗容疑で舞鶴署に告発していた。
2人は同館で自分たちが作った皿や置物などを許可を得ずに外部で売却して利益を得ていたことを認め、15年12月に自己都合退職。ガバナンス舞鶴は不正を把握しながら、舞鶴市への報告を怠っていた。
市は昨年12月、陶芸館関係者から通報を受けて初めて確認。今年4月に「報告が1年以上もなかったことは信用失墜行為に当たり、施設管理の継続が適当でない」としてガバナンス舞鶴の指定管理を取り消し、さらに調査を進める中で2人の窃盗容疑が判明した。
2人は「舞鶴市とガバナンス舞鶴に多大なご迷惑をおかけし、申し訳ない」と話しているという。