大阪市の平和資料館「大阪国際平和センター」(ピースおおさか)の展示リニューアルをめぐり、変更に関する資料を非公開としたのは違法だとして、市民団体の男性が市に慰謝料160万円を求めた訴訟の控訴審判決が1日、大阪高裁であった。佐村浩之裁判長は「非公開決定は違法」と述べ、訴えを退けた一審大阪地裁判決を変更し、5万円の支払いを命じた。
大阪地裁は、第2次大戦中の加害行為に関する展示を撤去すべきかどうか、当時意見の対立があったと指摘。「資料を公開すれば批判などが多数提出され、業務に支障が生じる恐れがあった」と判断した。
しかし、佐村裁判長は「批判が出されても支障のない範囲で対応すれば足りる」と判断。情報公開条例で非公開が認められる場合に当たらないと結論付けた。
市教育委員会は「内容を慎重に精査した上で対応を検討したい」とコメントした。
配信(2017/09/01-19:07)
時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017090101139&g=soc
大阪地裁は、第2次大戦中の加害行為に関する展示を撤去すべきかどうか、当時意見の対立があったと指摘。「資料を公開すれば批判などが多数提出され、業務に支障が生じる恐れがあった」と判断した。
しかし、佐村裁判長は「批判が出されても支障のない範囲で対応すれば足りる」と判断。情報公開条例で非公開が認められる場合に当たらないと結論付けた。
市教育委員会は「内容を慎重に精査した上で対応を検討したい」とコメントした。
配信(2017/09/01-19:07)
時事ドットコム
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