長野で国内初の病害虫 テンサイ生育不良恐れ
2017年9月1日 16時49分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017090101001720.html
農林水産省は1日、砂糖原料のテンサイやブロッコリーなどに寄生する重要病害虫「テンサイシストセンチュウ」を長野県原村で確認したと発表した。国内初の確認で、生育不良をもたらす恐れがある。付着した作物を食べても健康に影響はないとしている。
農水省によると、海外から農業資材や土とともに侵入した可能性がある。テンサイのほか、カリフラワーやブロッコリー、野沢菜といったアブラナ属の野菜にも付着する。欧州や北米で被害が確認されているという。
原村でブロッコリーやカリフラワーを栽培する農家から生育不良の報告があり、植物防疫所が1日にテンサイシストセンチュウと断定した。