新たな模様の名は「平成西郷星さいごうぼし」。「明治150年」を契機に大島紬への注目を集める狙いで、西郷のひ孫にあたる西郷隆夫さん(53)(鹿児島市)が総合プロデュースを担当している。
西郷柄は、1859〜62年、薩摩藩から西郷が潜居させられていた奄美大島の島民が作ったとされる。計画を進める鹿児島市の伝統工芸士、重田茂和さん(57)によると、「十」の字と升をかたどった格子の模様を組み合わせたのが特徴で約30種類ある。
大正時代には、西郷柄の入った大島紬の着物を男性が好んで着たが、着物文化の衰退で近年はほとんど見られなくなった。
担い手不足が深刻化する大島紬業界を盛り上げようと、重田さんは昨年2月頃、知り合いの隆夫さんに相談。77年の西南戦争後、地球に接近してひときわ輝く火星に西郷を重ね合わせ、「西郷星」と呼んだという逸話を聞き、新たな模様のモチーフにすることを決めた。
図案は、四方に光を放つ星の間に小さな升を描き、さらに升を上から見たイメージの格子で囲んだ。工芸士が考案したデザインに、重田さんらがアレンジを加え、春頃に完成させた。現在、模様を染めた糸を織る前の作業段階に入っている。10月にパリで開催される薩摩関連のイベントで披露する予定だ。年間7反ほどを作り、販売する。
隆夫さんは「バーバリーやコーチの柄のように世界に浸透させるのが夢。いずれは鹿児島のシンボルにして、大島紬の後継者育成につなげ、若い人が西郷さんを知るきっかけにもなればうれしい」と話している。(井手祥雄)
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