http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170831/k10011120741000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_012
安倍総理大臣は日本を訪れているイギリスのメイ首相を招いてNSC=国家安全保障会議の特別会合を開き、核実験や弾道ミサイルの発射など挑発行動を続ける北朝鮮への対応を含めて、安全保障分野の協力をさらに強化していきたいという考えを伝えました。
安倍総理大臣は日本を訪れているイギリスのメイ首相との日英首脳会談に先立って31日午後、総理大臣官邸でメイ首相を招いてNSC=国家安全保障会議の特別会合を開きました。
この中で安倍総理大臣は「日英はともに世界の平和と安定のために非常に多くの役割を担う決意をしている。安倍政権が進める『積極的平和主義』による外交・安全保障政策はメイ首相が進める『グローバルな英国』と共鳴している」と述べました。
そのうえで安倍総理大臣は「北朝鮮はわが国の上空を飛び越える形で再びミサイルを発射する暴挙を行ったが、北朝鮮の脅威にも日英で協力して対応していきたい」と述べ、安全保障分野の協力をさらに強化していきたいという考えを伝えました。
これに対しメイ首相は「アジアにおいて日本は最大規模のパートナーであり、日本にとっても安全保障の関係で英国が非常に強いパートナーとなることを期待する。北朝鮮の体制に対し力強く結集して立ち向かうことが重要だ」と応じました。
国家安全保障会議に外国の首脳が招かれたのは3年前に当時のオーストラリアのアボット首相が招かれて以来で2例目です。
8月31日 16時22分