http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170831/k10011120801000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_005
福島第一原発の事故を教訓に発足した原子力規制委員会の委員長を5年間務めてきた田中俊一氏が、9月の退任を前に開かれた記者会見で「福島のようなことは二度と起こさないという原則で原発の規制を進めてきた」と振り返りました。
田中俊一氏は福島第一原発の事故の翌年に発足した原子力規制委員会の初代委員長を5年間務め、9月18日に退任することになっています。
退任を前に田中委員長は31日に開かれた日本記者クラブ主催の記者会見で5年間を振り返り、原発事故前の規制機関は独立性が問われ「事業者の虜」になっていたと批判されたことに触れ「独立性を確保するため科学的・中立的判断を行った。福島のようなことは二度と起こさないという原則で規制を進めてきた」と述べました。
そして後任の委員長が原発の再稼働などに不安を感じる住民にどう向き合うべきかを問われ「住民の不安はどう頑張ってもなくならないと思うが、不安が『不安全』にならないよう今まで以上に努力していく必要がある」と述べました。
一方、原発事故を起こした東京電力については「相当変わってはきていると思う」としたものの「厳然と残る事故の責任に立ち向かう主体的な役割が不足している」と述べ、廃炉は国ではなく東京電力が覚悟をもって進めるべきと訴えました。
原子力規制委員会の後任の委員長には更田豊志委員長代理が就任することになっています。
8月31日 16時39分
福島第一原発の事故を教訓に発足した原子力規制委員会の委員長を5年間務めてきた田中俊一氏が、9月の退任を前に開かれた記者会見で「福島のようなことは二度と起こさないという原則で原発の規制を進めてきた」と振り返りました。
田中俊一氏は福島第一原発の事故の翌年に発足した原子力規制委員会の初代委員長を5年間務め、9月18日に退任することになっています。
退任を前に田中委員長は31日に開かれた日本記者クラブ主催の記者会見で5年間を振り返り、原発事故前の規制機関は独立性が問われ「事業者の虜」になっていたと批判されたことに触れ「独立性を確保するため科学的・中立的判断を行った。福島のようなことは二度と起こさないという原則で規制を進めてきた」と述べました。
そして後任の委員長が原発の再稼働などに不安を感じる住民にどう向き合うべきかを問われ「住民の不安はどう頑張ってもなくならないと思うが、不安が『不安全』にならないよう今まで以上に努力していく必要がある」と述べました。
一方、原発事故を起こした東京電力については「相当変わってはきていると思う」としたものの「厳然と残る事故の責任に立ち向かう主体的な役割が不足している」と述べ、廃炉は国ではなく東京電力が覚悟をもって進めるべきと訴えました。
原子力規制委員会の後任の委員長には更田豊志委員長代理が就任することになっています。
8月31日 16時39分