http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170831/k10011120161000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001
大型の台風15号は、小笠原諸島の西の海上でほとんど停滞しています。小笠原諸島では強い風が吹き続き海は大しけとなっていて、気象庁は暴風や高波などに警戒するよう呼びかけています。
気象庁の発表によりますと、大型の台風15号は、午前6時には小笠原諸島の父島の西南西130キロの海上でほとんど停滞しているとみられます。
中心の気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで、中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。
小笠原諸島は、父島を中心に30日から強い風が吹き続き、海は大しけとなっています。父島では、午前5時前に29.3メートルの最大瞬間風速を観測しました。
小笠原諸島では、来月1日にかけて猛烈な風が吹き、海は猛烈なしけとなるおそれがあり、最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル、波の高さは9メートルと予想されています。
また、1日にかけて局地的に雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあり、1日の朝までに降る雨の量は多いところで200ミリと予想されています。
台風は、進路を次第に北よりに変える見込みで、これから1日にかけて伊豆諸島や関東地方の沿岸部を中心に非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。気象庁は暴風や高波、土砂災害などに警戒するよう呼びかけています。
8月31日 6時01分