http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170831/k10011119921000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_010
安倍総理大臣は、31日、日本を訪れているイギリスのメイ首相と首脳会談を行い、北朝鮮問題や海洋進出を強める中国の動向などをめぐり意見を交わすほか、EU離脱後も両国の経済関係を強化していくことなどを確認したい考えです。
安倍総理大臣は、30日、就任後初めて日本を訪れているイギリスのメイ首相を京都に招待し、茶会を開いて親交を深めました。
また夕食を伴った非公式の会談で、両首脳は、北朝鮮が日本上空を通過する弾道ミサイルを発射したことを踏まえ、圧力強化に向けて、国連安全保障理事会の場を含めて連携し、北朝鮮に強い影響力を持つ中国にさらなる役割を果たすよう求めていくことを確認しました。
安倍総理大臣は、31日総理大臣官邸で開かれるNSC=国家安全保障会議の特別会合にメイ首相を招いたあと、首脳会談を行うことにしています。
会談で、安倍総理大臣は、北朝鮮問題のほか中国による海洋進出など地域の安全保障環境をめぐって意見を交わし、自由で開かれたインド太平洋地域を維持していくため、安全保障協力をさらに深めていくことを確認したい考えです。
またイギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱に関連し、現地に進出している日本企業への影響を最小限にとどめるよう求めるほか離脱後も、両国の経済関係を強化していくことなどを確認したいとしています。
そして両首脳は、会談終了後安全保障分野と経済関係の協力強化に向けた共同宣言を発表することにしています。
8月31日 5時19分