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[ビターフェルト=ボルフェン(ドイツ) 29日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は29日、9月24日の総選挙後の政権構想について、極右・極左とも連立する考えはないと明らかにした。
移民受け入れに反対する極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」のガウランド副党首がトルコ系の閣僚にドイツを出るべきだとコメントしたことについて、首相は「人種差別主義」だと批判。その数時間後、東部ビターフェルト=ボルフェンで行った選挙運動での演説で、AfDの支持者らから激しいやじを浴びた。
首相が率いる保守派のキリスト教民主同盟(CDU)は、大連立を組む中道左派の社会民主党(SPD)に支持率で2桁台の差を付けてリードしている。
首相は左派党との連立も排除するとした。首相はSPDも、AfDとの連立を拒否したと説明したが、これまでは左派党との連立の可能性について明確な声明を公表してこなかった。
首相は「ここではっきりさせる。AfDとの連立はなく、左派党との連立もない」とし、「SPDはこれを明確にしていない」と述べた。
さらに、SPD、左派党、緑の党の「赤・赤・緑」連合がドイツを発展させるとは考えないと話した。
2017年 8月 30日 6:59 PM JST