狭山茶の産地、埼玉県入間市豊岡の増田園本店の増田恒治さん(69)は、杉の葉を発酵させた「杉の紅茶」を開発し、販売を始めた。杉の葉を使った茶は他にもあるが、杉の若葉を発酵させて揉捻(じゅうねん)機でもみ、さらに発酵させて紅茶にした商品は全国でも珍しいという。自店舗で販売する他、増田さんが経営する「カフェ茶蔵(さくら)」でも提供している。
増田さんは茶園2ヘクタールを経営。生葉の生産から荒茶製造、仕上げ茶加工まで行っている。杉葉紅茶の開発を思い付いたのは、飯能市で林業やカフェを営む萩原信一さん(41)から、「杉の葉を使った茶を作ってほしい」と依頼があったことがきっかけ。スギ花粉のエキスが花粉症の免疫療法として注目されていたことから協力を決めた。
原料は萩原さんが摘む柔らかい杉の若葉。手摘みのため、10人以上で摘んでも1日10キロ程度しか取れない。ロットが大きい緑茶用の製茶機械では大量に製造できないため、紅茶に切り替えた。
長年、紅茶を製造している増田さんは、その技術を杉にも応用。若葉を発酵させてから揉捻機でもみ、さらに発酵させることで10キロの杉葉から3キロの紅茶ができた。
入れ方は通常の紅茶のリーフティーと同じ。「杉の紅茶」は無色で少し酸味があり、ほのかな杉の香りがするのが特徴だ。増田さんは「経営するカフェのメニューに取り入れたので、ぜひ味わってほしい。花粉症の効果についても研究を重ね、検証していきたい」としている。
https://www.agrinews.co.jp/p41756.html
増田さんは茶園2ヘクタールを経営。生葉の生産から荒茶製造、仕上げ茶加工まで行っている。杉葉紅茶の開発を思い付いたのは、飯能市で林業やカフェを営む萩原信一さん(41)から、「杉の葉を使った茶を作ってほしい」と依頼があったことがきっかけ。スギ花粉のエキスが花粉症の免疫療法として注目されていたことから協力を決めた。
原料は萩原さんが摘む柔らかい杉の若葉。手摘みのため、10人以上で摘んでも1日10キロ程度しか取れない。ロットが大きい緑茶用の製茶機械では大量に製造できないため、紅茶に切り替えた。
長年、紅茶を製造している増田さんは、その技術を杉にも応用。若葉を発酵させてから揉捻機でもみ、さらに発酵させることで10キロの杉葉から3キロの紅茶ができた。
入れ方は通常の紅茶のリーフティーと同じ。「杉の紅茶」は無色で少し酸味があり、ほのかな杉の香りがするのが特徴だ。増田さんは「経営するカフェのメニューに取り入れたので、ぜひ味わってほしい。花粉症の効果についても研究を重ね、検証していきたい」としている。
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