http://yomiuri.co.jp/world/20170827-OYT1T50063.html
【バンコク=大重真弓】職務怠慢の罪に問われ、タイ最高裁による判決を前に行方不明となり、アラブ首長国連邦のドバイに国外逃亡したインラック前首相(50)について、タイのメディアは27日、兄のタクシン元首相とドバイで合流、最終目的地は英国の可能性が高いと報じた。
暫定政府関係者は同日、読売新聞の取材に対し、インラック氏がドバイにいると明らかにした。英字紙バンコク・ポスト(電子版)などによると、インラック氏は、遅くとも26日にはドバイが拠点のタクシン氏と合流した。タクシン氏の邸宅がある英国での滞在を希望しているという。
タイでは、地方の農民らが支持基盤のタクシン派と、軍人や官僚ら既得権益層の反タクシン派が対立する。絶大な人気を維持するインラック氏が有罪となれば、暴動の恐れもあるため、暫定政府が国外逃亡を容認したとの見方が強い。
【バンコク=大重真弓】職務怠慢の罪に問われ、タイ最高裁による判決を前に行方不明となり、アラブ首長国連邦のドバイに国外逃亡したインラック前首相(50)について、タイのメディアは27日、兄のタクシン元首相とドバイで合流、最終目的地は英国の可能性が高いと報じた。
暫定政府関係者は同日、読売新聞の取材に対し、インラック氏がドバイにいると明らかにした。英字紙バンコク・ポスト(電子版)などによると、インラック氏は、遅くとも26日にはドバイが拠点のタクシン氏と合流した。タクシン氏の邸宅がある英国での滞在を希望しているという。
タイでは、地方の農民らが支持基盤のタクシン派と、軍人や官僚ら既得権益層の反タクシン派が対立する。絶大な人気を維持するインラック氏が有罪となれば、暴動の恐れもあるため、暫定政府が国外逃亡を容認したとの見方が強い。