若宮商の閉校検討 22年3月末
毎日新聞:2017年8月26日 07時10分
http://mainichi.jp/articles/20170826/k00/00m/040/210000c
名古屋市教育委員会が、市立若宮商業高校(同市天白区)の生徒募集を2020年度入学分から停止し、22年3月末の閉校を検討していることが関係者への取材で分かった。
少子化などが理由とみられるが、同校は入試倍率も高めで定員割れをしておらず、反対意見も出そうだ。
同校は1963年設立。総合ビジネス科、情報ビジネス科、会計ビジネス科の3学科があり、生徒数は現在713人。
1学年240人の募集に対し、過去5年間の競争倍率は1.8〜2.5倍程度で推移している。
卒業生には95年のNHK紅白歌合戦に出場した歌手の田村直美さんらがいる。
市教委は近く、計画案を市議会に示すという。
関係者によると、市内の中学校卒業生が今後20年間で2000〜4000人減ると見込まれることや、老朽化による維持費を抑えるため2050年度末までに市の学校施設を19〜24%削減する対策を進めることなどが閉校の理由とみられる。
市教委の担当者は「今申し上げられることはない」としている。
文部科学省によると、少子化により高校の統廃合は全国的に進んでおり、商業高校は16年に177校、商業科のある高校は631校と、いずれも07年に比べて約20%減少している。
ただ、関係者によると、製造業が盛んな愛知県では高卒者への求人も多く、若宮商業高校は高卒での就職を考える受験生の人気も高いという。
同市内では他に市立名古屋商業高校と県立の商業高校3校があるが、いずれも受験の競争倍率は1倍を切っていないという。
毎日新聞:2017年8月26日 07時10分
http://mainichi.jp/articles/20170826/k00/00m/040/210000c
名古屋市教育委員会が、市立若宮商業高校(同市天白区)の生徒募集を2020年度入学分から停止し、22年3月末の閉校を検討していることが関係者への取材で分かった。
少子化などが理由とみられるが、同校は入試倍率も高めで定員割れをしておらず、反対意見も出そうだ。
同校は1963年設立。総合ビジネス科、情報ビジネス科、会計ビジネス科の3学科があり、生徒数は現在713人。
1学年240人の募集に対し、過去5年間の競争倍率は1.8〜2.5倍程度で推移している。
卒業生には95年のNHK紅白歌合戦に出場した歌手の田村直美さんらがいる。
市教委は近く、計画案を市議会に示すという。
関係者によると、市内の中学校卒業生が今後20年間で2000〜4000人減ると見込まれることや、老朽化による維持費を抑えるため2050年度末までに市の学校施設を19〜24%削減する対策を進めることなどが閉校の理由とみられる。
市教委の担当者は「今申し上げられることはない」としている。
文部科学省によると、少子化により高校の統廃合は全国的に進んでおり、商業高校は16年に177校、商業科のある高校は631校と、いずれも07年に比べて約20%減少している。
ただ、関係者によると、製造業が盛んな愛知県では高卒者への求人も多く、若宮商業高校は高卒での就職を考える受験生の人気も高いという。
同市内では他に市立名古屋商業高校と県立の商業高校3校があるが、いずれも受験の競争倍率は1倍を切っていないという。