8月24日 18時39分
ことし2月、愛知県一宮市の男子中学生が担任への不満を訴えたメモを残して自殺した問題で、自殺の原因を調査してきた市の第三者委員会が報告書を公表し、「担任からのいじめと取れる行為は認められなかったが、学校の対応には改善の余地がある」と結論づけました。
愛知県一宮市の市立浅井中学校に通っていた中学3年生の男子生徒が、ことし2月、担任の教諭への不満を訴えるメモを残して自殺したことを受け、弁護士などでつくる市の第三者委員会が生徒へのアンケートや聞き取りなどを行い調査を進めてきました。
24日開かれた委員会の会合で報告書がまとめられ、担任からのいじめと取れる行為は認められなかったと結論づけました。
そのうえで報告書では、生徒が悩みを相談できる信頼関係が担任との間になく、体育祭の練習でけがをした際の対応などで担任との関係が悪化したことや、高校入試を前に生徒がプレッシャーを感じていたことなど、いくつかのストレスが重なった結果が自殺に結びついたのではないかとしています。
そして学校に対し、担任以外にも生徒の相談に応じて助言をする教員を置くことなどを改善策として示しました。
第三者委員会の福田皓一委員長は「学校側には改善が必要な面もあったと認定している。今回提言したことができるだけ教育現場で生かされてほしい」と話していました。
第三者委員会はこの報告書を24日、市の教育長と遺族に渡し、一連の調査を終えました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170824/k10011110211000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004
ことし2月、愛知県一宮市の男子中学生が担任への不満を訴えたメモを残して自殺した問題で、自殺の原因を調査してきた市の第三者委員会が報告書を公表し、「担任からのいじめと取れる行為は認められなかったが、学校の対応には改善の余地がある」と結論づけました。
愛知県一宮市の市立浅井中学校に通っていた中学3年生の男子生徒が、ことし2月、担任の教諭への不満を訴えるメモを残して自殺したことを受け、弁護士などでつくる市の第三者委員会が生徒へのアンケートや聞き取りなどを行い調査を進めてきました。
24日開かれた委員会の会合で報告書がまとめられ、担任からのいじめと取れる行為は認められなかったと結論づけました。
そのうえで報告書では、生徒が悩みを相談できる信頼関係が担任との間になく、体育祭の練習でけがをした際の対応などで担任との関係が悪化したことや、高校入試を前に生徒がプレッシャーを感じていたことなど、いくつかのストレスが重なった結果が自殺に結びついたのではないかとしています。
そして学校に対し、担任以外にも生徒の相談に応じて助言をする教員を置くことなどを改善策として示しました。
第三者委員会の福田皓一委員長は「学校側には改善が必要な面もあったと認定している。今回提言したことができるだけ教育現場で生かされてほしい」と話していました。
第三者委員会はこの報告書を24日、市の教育長と遺族に渡し、一連の調査を終えました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170824/k10011110211000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004