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2017年08月20日 11時33分
栃木県内で昨年、バイク乗車中の事故で死亡した人の約4割が、事故時にヘルメットが外れていたことが、県警交通企画課のまとめで分かった。
ツーリングのシーズンを迎え、同課は「ヘルメットやプロテクターの確実な着用を」と注意を呼びかけている。
同課によると、自動二輪車や原付きバイクに乗っていて死亡した人は12人で、前年より3人増えた。事故直前に12人全員がヘルメットを着用していたが、このうち5人が事故の衝撃などで外れたことで頭部を強く打ち、死亡した。昨年の死者数に占めるヘルメット離脱者の割合は過去5年の平均を上回った。
ヘルメットは顎ひもを締めていなかったり緩めたりしたことにより脱げるケースが大半とみられ、しっかりした着用や脱げ防止機能のついたヘルメットの購入を求められるという。また、胸部が致命傷になるケースも多いため、胸を守るプロテクターの着用が効果的という。
今年も、8月7日現在で前年同期比1人増の7人がバイクの事故で死亡している。ツーリングシーズンを迎え、同課は街頭での啓発活動や交通安全教室での指導を強化している。