8/19(土) 11:02配信
【ワシントン高本耕太】米国の南北戦争で奴隷存続を支持した南部連合軍に関する銅像や記念碑の撤去に関して、米公共テレビ(PBS)と同ラジオ(NPR)が実施した合同世論調査で「歴史的遺産として残すべきだ」との回答が62%に上り、「撤去すべし」の27%を大きく上回った。12日に南部バージニア州で発生した白人至上主義者らの衝突事件後、全米各地で撤去の議論が再燃している。
調査は事件後の14〜15日に実施された。トランプ大統領は17日、銅像などの撤去についてツイッターで「歴史や文化が引き裂かれるのを目にするのは悲しい」と投稿した。銅像・記念碑は奴隷制や人種差別の象徴として根強い批判がある一方で、調査結果はトランプ氏の主張が米国民の一定層に共有されていることを裏付けたものだ。
事件を巡り白人至上主義や差別団体を明確に非難しなかったトランプ氏の対応について「十分だった」との回答は27%にとどまり、「不十分」は52%に達した。調査は米国民の成人1125人が対象。859人が回答した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170819-00000039-mai-n_ame