45年ぶり審理再開で実刑判決も被告は行方不明
日本放送協会:2017年8月9日 16時14分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170809/k10011094601000.html
覚醒剤取締法違反などの罪に問われ、2審の途中で保釈されたあと行方不明になり、先月45年ぶりに審理が再開された、韓国籍の女の被告に、
広島高等裁判所岡山支部は、1審と同じく懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
しかし被告の行方はわからないままで、見つからない場合刑の執行ができなくなります。
三重県に住んでいた韓国籍の朴福蓮被告(79)は、覚醒剤7キロ余りを複数の人物に譲り渡したなどとして、
覚醒剤取締法違反などの罪に問われ、岡山地方裁判所は、昭和44年懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
被告は、罪を認めた一方刑が重すぎるとして控訴し、2審の途中で保釈されたあと韓国に出国したまま行方がわからなくなったため、
昭和47年以降審理が中断されていましたが、広島高等裁判所岡山支部は、先月45年ぶりに審理を再開しました。
9日の判決で、長井秀典裁判長は、「覚醒剤の害悪を社会に拡散させた程度は、非常に大きい」などとして、1審と同じく懲役4年の実刑を言い渡しました。
しかし被告の行方はわからないままで、今後広島高等検察庁岡山支部が行方を捜すことになりますが、見つからない場合刑が確定しても執行できなくなります。
■広島高検岡山支部「適切な判決」
9日の判決について、広島高等検察庁岡山支部は、NHKの取材に「適正な判決であると考える」としたうえで、被告の行方の捜査については「個別の事件の刑の執行に関することについてはコメントを差し控える」としています。
■弁護士「被告にとって何が利益か検討」
9日の判決について、被告の弁護を担当する小野智映子弁護士は「妥当な判決だと思うが被告にとって、何が利益になるかを検討し、最高裁判所に上告するかどうかの結論を出したい」と話していました。
日本放送協会:2017年8月9日 16時14分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170809/k10011094601000.html
覚醒剤取締法違反などの罪に問われ、2審の途中で保釈されたあと行方不明になり、先月45年ぶりに審理が再開された、韓国籍の女の被告に、
広島高等裁判所岡山支部は、1審と同じく懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
しかし被告の行方はわからないままで、見つからない場合刑の執行ができなくなります。
三重県に住んでいた韓国籍の朴福蓮被告(79)は、覚醒剤7キロ余りを複数の人物に譲り渡したなどとして、
覚醒剤取締法違反などの罪に問われ、岡山地方裁判所は、昭和44年懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
被告は、罪を認めた一方刑が重すぎるとして控訴し、2審の途中で保釈されたあと韓国に出国したまま行方がわからなくなったため、
昭和47年以降審理が中断されていましたが、広島高等裁判所岡山支部は、先月45年ぶりに審理を再開しました。
9日の判決で、長井秀典裁判長は、「覚醒剤の害悪を社会に拡散させた程度は、非常に大きい」などとして、1審と同じく懲役4年の実刑を言い渡しました。
しかし被告の行方はわからないままで、今後広島高等検察庁岡山支部が行方を捜すことになりますが、見つからない場合刑が確定しても執行できなくなります。
■広島高検岡山支部「適切な判決」
9日の判決について、広島高等検察庁岡山支部は、NHKの取材に「適正な判決であると考える」としたうえで、被告の行方の捜査については「個別の事件の刑の執行に関することについてはコメントを差し控える」としています。
■弁護士「被告にとって何が利益か検討」
9日の判決について、被告の弁護を担当する小野智映子弁護士は「妥当な判決だと思うが被告にとって、何が利益になるかを検討し、最高裁判所に上告するかどうかの結論を出したい」と話していました。