教育での新聞活用議論 NIE全国大会が閉幕
2017年8月4日 20時12分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017080490184601.html
第22回NIE全国大会名古屋大会は4日、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で閉幕した。過去最多の2300人が参加、新聞を教育でどう活用するかについて議論を深めた。来年は盛岡市で開かれる。
閉会式で大会実行委員長の土屋武志・愛知教育大教授は「新聞は、自分と異なる考えに気付き、新しい答えを見つけるきっかけになる」と話した。4日の分科会では、学級討論の材料に新聞を使ったり、説得力のある文章を書くために投書を読んだりするなど、小中高校などでの活用法が披露された。
大会に参加した名古屋市志段味西小の中井敏勝教頭(51)は「今後は裾野を広げるため、学年や学校といったチームで取り組むことが大切」と話した。来年、公開授業を予定している盛岡市仙北中の長根いずみ教諭(59)は「意見の根拠を明確にするために新聞が役立つ。大会で見た実践を参考にしたい」と語った。