昨年の熊本地震で倒壊した熊本市東区のスーパー「サンリブ健軍」が3日朝、「マルショク健軍店」と名を変え、営業を再開した。開店前には200人近くがならび、午前8時の開店とともににぎわいが戻った。
店は健軍商店街にある。地震の被害が激しかった益城(ましき)町に近く、昨年4月16日の本震で倒壊。商店街のアーケードの柱にもたれかかる形となってアーケードも大きく壊れ、付近の道が通行止めになるなど、大きな影響が出た。
運営するマルショク(大分市)によると、地震前は地上4階、地下1階建てで日用品などを広く扱っていたが、新店舗は平屋建て(一部2階建て)。売り場面積は3分の1程度の約1400平方メートルで、食品が中心になった。
近くでお茶のお店を開く有働貴さん(30)は「商店街の中核店舗なので、これでにぎわいが戻ればうれしい」と話した。マルショク健軍の中野富治店長(56)は「再開を心待ちにしていただき、とてもありがたい。これからも地域とともに歩んでいきたい」と話した。(大畑滋生)
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(開店し、早速にぎわう店内。開店前から並ぶ人の姿が見られた=3日午前8時20分、熊本市、福岡亜純撮影)
2017年8月3日13時01分 朝日新聞デジタル