特殊詐欺被害186億円、3年連続減=大都市圏など認知数増加−上半期・警察庁
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080300406&g=soc
今年上半期(1〜6月)に警察が把握した振り込め詐欺など「特殊詐欺」の被害額は、前年同期比約13億1000万円(6.5%)減の約186億8000万円で、3年連続で減少したことが3日、警察庁のまとめで分かった。一方、認知件数は37.6%増の8863件と2年ぶりに増加に転じた。
都道府県別の被害額は、愛知が約7割減、長野、京都など6府県でもほぼ半減し計29府県で減少。一方、東京、千葉、神奈川、兵庫、福岡などの大都市圏では被害額、件数ともに増加した。警察庁は、詐欺グループのアジトが多い大都市圏で被害が増えたとみている。
65歳以上の高齢者の被害件数は前年同期比約25%増の6376件。被害者の7割超を高齢者が占めており、被害防止対策が引き続き大きな課題となっている。
手口別では「おれおれ詐欺」が被害額93億6000万円(15.8%増)と最多で、「架空請求詐欺」が58億4000万円(25.3%減)、「還付金詐欺」22億4000万円(18.7%増)と続いた。この3類型で全体の約94%を占めた。既遂1件当たりの被害額は前年同期比約3割減の約224万円だった。
コンビニなどでプリペイドカードを購入させてIDを教えるよう要求する「電子マネー型」の被害が急増しており、ほぼすべてが有料サイト利用料金を名目にした架空請求だった。アダルトサイトに限らないため、被害者の性別はほぼ半々で年齢層も幅広い。(2017/08/03-10:28)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080300406&g=soc
今年上半期(1〜6月)に警察が把握した振り込め詐欺など「特殊詐欺」の被害額は、前年同期比約13億1000万円(6.5%)減の約186億8000万円で、3年連続で減少したことが3日、警察庁のまとめで分かった。一方、認知件数は37.6%増の8863件と2年ぶりに増加に転じた。
都道府県別の被害額は、愛知が約7割減、長野、京都など6府県でもほぼ半減し計29府県で減少。一方、東京、千葉、神奈川、兵庫、福岡などの大都市圏では被害額、件数ともに増加した。警察庁は、詐欺グループのアジトが多い大都市圏で被害が増えたとみている。
65歳以上の高齢者の被害件数は前年同期比約25%増の6376件。被害者の7割超を高齢者が占めており、被害防止対策が引き続き大きな課題となっている。
手口別では「おれおれ詐欺」が被害額93億6000万円(15.8%増)と最多で、「架空請求詐欺」が58億4000万円(25.3%減)、「還付金詐欺」22億4000万円(18.7%増)と続いた。この3類型で全体の約94%を占めた。既遂1件当たりの被害額は前年同期比約3割減の約224万円だった。
コンビニなどでプリペイドカードを購入させてIDを教えるよう要求する「電子マネー型」の被害が急増しており、ほぼすべてが有料サイト利用料金を名目にした架空請求だった。アダルトサイトに限らないため、被害者の性別はほぼ半々で年齢層も幅広い。(2017/08/03-10:28)