富士山8合目(標高3200メートル)付近の53か所の岩に、白いスプレーで矢印が書かれていることが27日、国や山梨県、同県警の調査で確認された。
矢印に従って歩くと登山道を外れるうえに、岩に矢印などを書くことは自然公園法と文化財保護法で禁じられている。矢印は静岡県側でも確認されているため、両県で対応を協議する。
県世界遺産富士山課によると、矢印が見つかったのは、8合目付近の吉田口の下山道と、静岡県側の須走口7合目の山小屋「見晴館」付近の登山道の間の約300メートル。登山道ではないが、人が歩いた跡もあった。
矢印は長さ30センチ程度で、吉田口側を示す矢印と、須走口側を示す矢印があった。同課は、両方の登山道を行き来する目印として書かれた可能性があるとみている。
須走口を通って頂上を目指している登山者が矢印に従って歩くと、吉田口の下山道に着く恐れがある。一方、吉田口を下山する登山者からは矢印が見えないため、誤って須走口に向かう恐れはないという。
矢印が初めて確認されたのは6月20日。静岡県の須走口7合目付近で、山小屋の開業準備に来た関係者が見つけた。現地調査を行った静岡県が25日、「矢印は山梨県側にも及んでいる可能性がある」と連絡してきたため、山梨県側でも調査を行っていた。
http://yomiuri.co.jp/national/20170728-OYT1T50007.html
矢印に従って歩くと登山道を外れるうえに、岩に矢印などを書くことは自然公園法と文化財保護法で禁じられている。矢印は静岡県側でも確認されているため、両県で対応を協議する。
県世界遺産富士山課によると、矢印が見つかったのは、8合目付近の吉田口の下山道と、静岡県側の須走口7合目の山小屋「見晴館」付近の登山道の間の約300メートル。登山道ではないが、人が歩いた跡もあった。
矢印は長さ30センチ程度で、吉田口側を示す矢印と、須走口側を示す矢印があった。同課は、両方の登山道を行き来する目印として書かれた可能性があるとみている。
須走口を通って頂上を目指している登山者が矢印に従って歩くと、吉田口の下山道に着く恐れがある。一方、吉田口を下山する登山者からは矢印が見えないため、誤って須走口に向かう恐れはないという。
矢印が初めて確認されたのは6月20日。静岡県の須走口7合目付近で、山小屋の開業準備に来た関係者が見つけた。現地調査を行った静岡県が25日、「矢印は山梨県側にも及んでいる可能性がある」と連絡してきたため、山梨県側でも調査を行っていた。
http://yomiuri.co.jp/national/20170728-OYT1T50007.html