【ラスベガス=兼松雄一郎】米ツイッターが27日発表した4〜6月期決算は、売上高が前年同期比5%減の5億7386万ドル(約630億円)となった。
減収は2四半期連続。構造改革に伴う広告商品打ち切りなどによるものだが、回復の兆しを見せていた利用者の伸びが再び鈍化した。
同日の米株式市場で同社の株価は前日終値と比べ一時約14%下がっている。
ツイッターの6月末時点の月間利用者数は前年同期比5%増の3億2800万人。前の四半期比では横ばいだった。
うち毎日利用する人の伸びは前年同期比で12%増となり、前の四半期に比べ伸びは2ポイント鈍化した。サービスの絞り込みで広告収入は7%減の4億8914万ドルとなった。地域別では米国の広告売上高が14%減となった。
開発など先行投資がかさみ最終損益は1億1648万ドルの赤字(前年同期は1億721万ドルの赤字)。投資の評価損で赤字幅が拡大した。
電話会見でアンソニー・ノト最高財務責任者(CFO)は「サービス滞在時間の長さなど重要な指標で改善がみられる」と強調した。
配信2017/7/28 7:49
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN28H1O_Y7A720C1000000/