日清食品は29日からカップヌードルの具材の一つで「謎肉(なぞにく)」と呼ばれている
サイコロ状の豚肉を乗せた「謎肉丼」を、カップヌードルミュージアム(横浜市中区)の
館内のレストランで販売する。1日29食限定(1人1食)で税込み300円。販売期間は
8月31日まで。27日は同館で報道陣向けの試食会が行われた。
「謎肉」の正式名称は「味付豚ミンチ」。その正体は、味付けした豚肉と野菜のミンチを
固めて冷凍乾燥させたものだ。カップヌードルが1971年に発売されたときから具材に
採用されている。独特の食感としょっぱさで人気があり、09年にチャーシューを細かく
切った「コロ・チャー」が採用されて姿を消したが、15年に復活した。
ネット上では、謎肉の原料について面白おかしく推測され、日清食品によると、2005年
ごろから「謎肉」という言葉が使われるようになった。同社も、この消費者サイドの自発的な
盛り上がりを活用、昨年から謎肉を正式な愛称として認定。昨年9月には「謎肉祭」と銘打ち、
謎肉の量を従来の10倍にしたカップヌードルを発売した。
今月19日には、同社のフェイスブックやツイッターの公式アカウント上で、架空の商品として
「謎肉丼」を紹介。反響が大きかったため、「謎肉」と語呂が会う7月29日からの販売を決めた。
謎肉丼は、通常のカップヌードルでは35個分にあたる100グラムの謎肉をカップヌードルの
スープを使って戻し、ネギを添えて白米に乗せた商品だ。シンプルだが、肉のうまみが
米にしみ込み、日清食品の社長も試食して絶賛したという。試食会では、報道陣から
「麺よりも丼に合うのではないか」という声まであがった。
同社は29日から日清食品のオンラインショップで、ルービックキューブとコラボレーションした
「謎肉(なぞにっく)キューブ」(税別3600円)も販売する。キューブの6面に、それぞれ異なる
謎肉の絵柄をデザインしたもので、面をそろえるには、非常によく似た絵柄の細かな違いを
見分ける必要がある。
ミュージアムは火曜休館。
7月29日からカップヌードルミュージアムの館内で限定販売される「謎肉丼」
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