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与野党対決の構図となった仙台市長選挙で民進党などが支援した候補が当選したことを受け、自民・公明両党は、10月の衆議院愛媛3区の補欠選挙への影響も懸念されるとして、丁寧に政権運営にあたるとともに、内閣改造などで態勢の立て直しを急ぐことにしています。
先の東京都議会議員選挙で自民党が大敗して以降、初めて与野党が対決する構図となった仙台市長選挙は、民進党などが支援した元衆議院議員の郡和子氏が、自民党や公明党などが支援した新人などを破って当選しました。
与党内では、自民党の古屋選挙対策委員長が「都議会議員選挙に続き、国政に対する批判の影響もあった」と述べるなど、学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐる問題や、南スーダンのPKO部隊の日報問題など、安倍政権に対する批判が影響を与えたという指摘が出ています。
自民・公明両党は、各種の世論調査で内閣支持率が下落しており、10月の衆議院愛媛3区の補欠選挙への影響も懸念されるとして、丁寧な政権運営で着実に実績を積み上げるとともに、来月3日にも行われる内閣改造などで態勢の立て直しを急ぐことにしています。
一方、民進党の安住代表代行は「安倍総理大臣に対する信任投票的な色彩も帯び、政局の転換になるような重要な選挙と位置づけてきたので、結果を出すことができてよかった」と述べました。
民進党や共産党などは、24日と25日に国会で行われる予算委員会の閉会中審査で、「加計学園」をめぐる問題やPKO部隊の日報問題などを追及するとともに、次の衆議院選挙も見据えて、野党連携の在り方などを議論していくことにしています。
7月24日 4時51分