0001みつを ★
2017/07/19(水) 00:39:51.52ID:CAP_USER934人の犠牲者を出した九州北部の豪雨災害は19日で発生から2週間が経過する。依然7人の行方が分からず、自衛隊や福岡県警、消防などは懸命な捜索活動を続けるが、大量の土砂と丸太のような流木の山に阻まれ、難航を余儀なくされている。
被害が大きかった福岡県朝倉市、東峰村、大分県日田市では18日午後も約400世帯、800人以上が避難所に身を寄せている。18日は大雨が見込まれたため中止になったが、15〜17日の3連休には県内外から大勢のボランティアが訪れ、家屋に入り込んだ土砂のかき出しなどに汗を流した。
被害が大きかった地域はいずれも林業が盛んな地域で、スギやヒノキの人工林が多い。航空写真から分析した福岡県の推計では、朝倉市と東峰村での流木は少なくとも20万トンに上る。自衛隊などは重機も使って撤去を急ぐが、現場に山積みになっている流木には長大なものもあり、終わりは見えていない。林野庁は19〜21日に流木による被害の現地調査を行うことを決めた。
厳しい天候も捜索を妨げる要因だ。ここ数日は日中の気温が30度を超す猛暑が続いたが、18日は一転して雨に。朝倉市や東峰村では断続的に避難指示も出され、二次災害の恐れから、活動自体の一時中断も強いられている。
犠牲者の遺体は、筑後川下流の有明海沿岸でも見つかっている。県警などはゴムボートも投入して不明者の発見を急いでいる。
2017年07月18日19時25分
九州北部豪雨から19日で2週間。農地に堆積したままの流木=18日午前、福岡県朝倉市
九州北部豪雨から19日で2週間。豪雨災害の犠牲者の自宅跡前で手を合わせる女性=18日午前、福岡県朝倉市