愛知県立名古屋西高校(名古屋市西区)の同窓会「名西会」の元副会長男性(66)が、会の資金約1700万円を着服していたことがわかった。会によると、元副会長は着服を認めて全額弁済を約束しているという。
名西会は卒業生らから入会金や寄付などの資金を集め、会合費のほか、同校の冷房設置費や部活動支援費などに支出している。
現副会長(38)によると、2011年に冷房設置費の支払いが滞ったことから会が調査したところ、会計業務を1人で担当していた元副会長の着服が判明した。借金の返済などに金を充てたとみられるという。
会は昨秋に同校に報告。今年2月に現会長が在校生に事情を説明したほか、保護者には文書で謝罪した。今後、第三者委員会を立ち上げ、着服の経緯や再発防止策について話し合う予定だという。
元副会長は月5万円ずつ返済する内容の公正証書を会と交わしているという。
配信 2017年7月14日12時49分
朝日新聞デジタル
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