毎日新聞 7/4(火) 19:35配信
放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会(委員長・坂井真弁護士)は4日、舛添要一前東京都知事の妻らが人権侵害を申し立てたフジテレビの情報番組「Mr.サンデー」について、
「視聴者に誤解を生じさせないための工夫の余地があった」との見解を示した。放送倫理上の問題は「あるとまでは言えない」とした。
番組は、舛添氏の政治資金問題で妻を取材し、自宅兼事務所前で「いくらなんでも失礼です」と発言した様子などを昨年5月22日に放送。
妻側は、2人の子供の撮影に抗議した様子が、政治資金を巡る質問を拒んだかのように都合よく編集し報じられたと主張していた。
同委員会は、映像の順序の入れ替えなどはなかったとして放送倫理上の問題は認めなかったが、今後の番組制作に生かすよう要望した。
舛添氏は「主張が十分に受け入れられなかったことは遺憾」とコメントした。【屋代尚則】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170704-00000055-mai-soci