http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG03H8H_T00C17A7CC1000/
2017/7/3 21:27
梅雨前線が活発化する影響で、西日本から東北地方では4日にかけて、大気の状態が非常に不安定になるとして気象庁は3日、大雨による河川の増水や氾濫に警戒を呼び掛けた。北陸や長野県では降り始めからの総雨量が200〜300ミリになっている地域もあり、地盤が緩んでいるため、土砂災害に厳重な警戒が必要だ。
新潟県上越市では市内の川に氾濫の恐れがあるとして流域の約3千人に一時避難指示が出たほか、長岡市や柏崎市も大雨で避難勧告を出した。
気象庁によると、前線は4日から5日にかけて北陸から東北に停滞する見通し。台風3号に伴う湿った空気が大量に流れ込んで、さらに前線が活発になって雨量が増える恐れもある。
特に北陸や長野県では4日未明から昼前にかけて、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降る可能性がある。4日午後6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多いところで新潟県250ミリ、富山県200ミリ、長野県、石川県150ミリ、福井県50ミリ。5日午後6時までの24時間でも、多いところで100〜150ミリの雨が降りそうだ。〔共同〕