スマートフォンやパソコンなどのリチウム電池を内蔵した電子機器を航空機に荷物として預ける際、厳重な梱包を義務づけるなど、7月からルールが厳しくなります。
ルールに違反した場合、罰金が科されるということです。
去年、アメリカなどで発火事故が相次いだサムスン電子製のスマートフォン。大きな穴が開いているのが確認できます。
原因は、パソコンやタブレット端末など充電が必要な電子機器で多く使われているリチウム電池からの発火でした。
去年8月には、新千歳空港を出発した羽田行きの便で乗客の手荷物として持ち込まれたスマホ用のバッテリーから煙が出たため、新千歳空港に引き返し、緊急着陸するトラブルがありました。
電池単体を荷物として預けることはすでに禁止されていますが、一連の発火トラブルを受けて国土交通省は、電池を内蔵するパソコンやスマートフォンなどを荷物として預ける際のルールも見直すことにしました。
7月からこれらを預ける際は、完全に電源を切ることや、機器を衣類などで包んだうえでスーツケースに入れるなど衝撃から保護することが義務づけられます。
「長い旅行のときは(預けることも)ありますよね。(ルールについては)知らないです」(利用客)
「結構面倒くさいですし、知らないことなので。例えばセーターでくるめばいいのか、毛布でくるめばいいのか基準が曖昧なので、もうちょっと決めてもらわないと困る」(利用客)
機内に持ち込む手荷物については、これまで通り、梱包のルールはありませんが、預け入れの荷物について、ルールに違反した場合は50万円以下の罰金が科されるということです。
配信 6/28
TBSニュース
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