凍土壁の最後の1か所 認可申請
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6054611361.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
東京電力福島第一原子力発電所の汚染水対策として、建屋の周囲の地盤を凍らせて地下水の流入を防ぐ
「凍土壁」について、東京電力は凍らせずに残していた1か所を凍結するための認可を
原子力規制委員会に申請しました。
福島第一原発では、地下水が建屋に流入して汚染水が増加するのを防ぐため、
建屋のまわりに埋めた「凍結管」と呼ばれるパイプに氷点下30度の液体を流して、
およそ1.5キロの氷の壁、凍土壁を作る計画が進められています。
ただ、予定している範囲のすべてを凍結した場合、建屋のまわりの地下水位が急激に下がり、
かえって建屋内の汚染水が漏れ出すおそれがあるため、運用が始まった去年3月からこれまで
1年以上かけて凍らせる範囲を徐々に広げ、慎重に流入する地下水の量を減らしてきました。
これについて東京電力は検討の結果、すべての範囲を凍結したあとも汚染水が漏れ出すおそれは
ないと考えられるとして、凍らせずに幅7メートルにわたって残していた山側の
最後の1か所について凍結を開始するための認可を26日、原子力規制委員会に申請しました。
建屋への地下水の流入量は凍結を始めた当初の1日400トンから現在は
100トンあまりに減っていて、東京電力はすべての範囲を凍結することで
さらに減らせるとしていて、認可されしだい凍結を始めることにしています。
06/26 20:37