http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170624/k10011029121000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_009
東京電力福島第一原発の廃炉作業で、格納容器につながる設備から高濃度の汚染水が漏れ出すのを防ぐ技術の試験が、福島県楢葉町の実験施設で始まりました。
福島第一原発の事故の1号機から3号機では、事故により核燃料が溶け落ち、高濃度の汚染水が原子炉から外側にある格納容器に流れ出て、さらに格納容器につながるドーナツ型の設備の損傷した部分から建屋内に漏れ出ていると見られています。
そのため、損傷があると見られるドーナツ型の設備を特殊なコンクリートで満たし、漏れを防ぐ方法が検討されていて、その技術の試験が福島県楢葉町にある施設で始まりました。
実験では建物の中に汚染水に見立てた水が入った模擬の設備を再現し、配管やホース伝いにコンクリートを流し込みました。作業は遠隔操作で行われ、次第にたまっていくコンクリートの高さをワイヤーでつり下げた装置で10分おきに測定しながら慎重に進めていました。
コンクリートは24日の夜じゅうに合わせて200立方メートル、4800トンほど流し込むということで、実験を手がける国際廃炉研究開発機構では今後、コンクリートがしっかり固まり、汚染水の漏えいを止めることができるか確かめることにしています。
6月24日 22時25分
東京電力福島第一原発の廃炉作業で、格納容器につながる設備から高濃度の汚染水が漏れ出すのを防ぐ技術の試験が、福島県楢葉町の実験施設で始まりました。
福島第一原発の事故の1号機から3号機では、事故により核燃料が溶け落ち、高濃度の汚染水が原子炉から外側にある格納容器に流れ出て、さらに格納容器につながるドーナツ型の設備の損傷した部分から建屋内に漏れ出ていると見られています。
そのため、損傷があると見られるドーナツ型の設備を特殊なコンクリートで満たし、漏れを防ぐ方法が検討されていて、その技術の試験が福島県楢葉町にある施設で始まりました。
実験では建物の中に汚染水に見立てた水が入った模擬の設備を再現し、配管やホース伝いにコンクリートを流し込みました。作業は遠隔操作で行われ、次第にたまっていくコンクリートの高さをワイヤーでつり下げた装置で10分おきに測定しながら慎重に進めていました。
コンクリートは24日の夜じゅうに合わせて200立方メートル、4800トンほど流し込むということで、実験を手がける国際廃炉研究開発機構では今後、コンクリートがしっかり固まり、汚染水の漏えいを止めることができるか確かめることにしています。
6月24日 22時25分