秋田・女性襲ったクマ、特定へ 毛をDNA分析
2017.6.22 11:07
http://www.sankei.com/affairs/news/170622/afr1706220009-n1.html
秋田県は、仙北市の山林で5月に女性がツキノワグマに襲われたとみられる死亡事故を受け、犠牲者に付着していた獣毛のDNA分析を県立大に依頼した。現場周辺では事故後、熊2頭が捕獲されており、県はDNAを照合して、加害熊の特定と駆除に役立てる考えだ。
県自然保護課によると、毛は県警仙北署が採取し、科学捜査研究所が人の毛でないと確認。2本が県に提供された。
事故は5月27日、同県仙北市田沢湖玉川の山林で発生。タケノコ採りに入った女性(61)が頭部などに傷を負って死亡した。
県内では昨年5〜6月に4人が相次いで熊に襲われ死亡。これを受け、県は本年度から熊対策にDNA分析を導入した。