http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG21H6U_R20C17A6CR8000/
チャイルドシート着用率、横ばい64.1% 警察庁など調査
2017/6/21 20:10
警察庁と日本自動車連盟(JAF)は21日、4月に実施した調査で、6歳未満の乳幼児のチャイルドシート使用率が64.1%だったと発表した。昨年を0.1ポイント下回った。固定が不十分など取り付けミスも目立った。
調査は4月20〜30日、全国のレジャー施設など99カ所で行った。対象は乳幼児約1万3千人。
20.2%はチャイルドシートに座らず、シートベルトも着けていなかった。7.1%はチャイルドシートなしでベルトを着けていた。1歳未満の使用率は87.1%だったが、5歳になると40.9%にまで落ち込んだ。6歳未満はチャイルドシート使用が法律で義務付けられている。
都道府県別では、最高の岐阜県が82.9%だったが、兵庫県(49.3%)と沖縄県(48.6%)は5割を下回った。
一部調査ではチャイルドシートの装着状態も調べた。6割近くで十分に固定されていないなどのミスが確認された。
警察庁によると、人身事故で死亡に至る割合は使用者と未使用者で約11倍の差がある。