http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ21HLZ_R20C17A6TJ2000/
速報
2017/6/21 19:42
2011年に事故を起こした福島県の東京電力福島第1原子力発電所で廃炉作業の環境が改善している。東電は21日、発電所内の一部を報道機関に公開した。除染が進んだことなどで、顔全体を覆う全面マスクなど特別な装備を着用せず、一般的な服で立ち入れる地域が発電所の敷地の95%まで広がった。
原子炉建屋から約200メートル離れた海岸沿いで視察用のバスを降りると、東電職員は「今春まではここも一般服では来られなかった」と説明した。草木を伐採したり地表を舗装したりしたことで、放射性物質を含む土などが舞い上がるリスクが大幅に下がった。
事故直後は所内全域で全面マスクが必須だったが、不要な地域は13年5月時点で30%、14年5月で65%と広がっていた。東電は「発電所の周辺に汚染物質が拡散する可能性の低下にもつながる」と説明する。
一方、安全問題の根本解決に欠かせない核燃料の除去はこれから本格化する。原子炉内部で溶け落ちた燃料(デブリ)の状態はなお把握できておらず、ロボットなどによる調査が続く。1、2号機に続いて3号機の調査も近く始まり、東芝などが開発した水中を泳げるロボット「ミニマンボウ」が投入される予定だ。
速報
2017/6/21 19:42
2011年に事故を起こした福島県の東京電力福島第1原子力発電所で廃炉作業の環境が改善している。東電は21日、発電所内の一部を報道機関に公開した。除染が進んだことなどで、顔全体を覆う全面マスクなど特別な装備を着用せず、一般的な服で立ち入れる地域が発電所の敷地の95%まで広がった。
原子炉建屋から約200メートル離れた海岸沿いで視察用のバスを降りると、東電職員は「今春まではここも一般服では来られなかった」と説明した。草木を伐採したり地表を舗装したりしたことで、放射性物質を含む土などが舞い上がるリスクが大幅に下がった。
事故直後は所内全域で全面マスクが必須だったが、不要な地域は13年5月時点で30%、14年5月で65%と広がっていた。東電は「発電所の周辺に汚染物質が拡散する可能性の低下にもつながる」と説明する。
一方、安全問題の根本解決に欠かせない核燃料の除去はこれから本格化する。原子炉内部で溶け落ちた燃料(デブリ)の状態はなお把握できておらず、ロボットなどによる調査が続く。1、2号機に続いて3号機の調査も近く始まり、東芝などが開発した水中を泳げるロボット「ミニマンボウ」が投入される予定だ。