http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ13HKW_T10C17A6000000/
2017/6/13 14:30
東芝は13日、2015年に発覚した会計不祥事で損害を受けたとして、機関投資家や銀行など70人から1件の損害賠償請求訴訟の訴状を12日付で受け取ったと発表した。請求額は約439億円。東芝は不祥事に関連して株主から多くの訴訟を提起されており、今回分を加えて請求額は合計で1000億円超になった。
今回は東京地裁に4月3日付で訴訟が提起された。不祥事を巡って機関投資家や個人株主らから受けた損害賠償請求の訴訟数は計26件。請求総額は約1084億円となった。
東芝は現時点で2017年3月期の業績見込みに一連の訴訟で約400億円のマイナス影響を織り込み済み。新しい訴訟についても原告の一部から催告書を受領しており、影響額を一部織り込んでいるという。今後さらに合理的に見積もり可能な金額を、17年3月期で引き当てする予定だ。