青森県弘前市の弘果弘前中央青果市場で6日、津軽地方特産の「アムさんメロン」の初競りが行われ、贈答用5個入り(約8キロ・グラム)の等級「秀」の2L玉で1箱30万円(1玉6万円)の過去最高値を付けた。
初競りは「ご祝儀相場」がつきものとはいえ、これまでの最高値だった昨年の1箱25万円を大きく上回った。
この日は、温泉熱を利用したハウス栽培をしている2軒の農家が38箱、235キロ・グラムを出荷。午前7時から始まった初競りで、阿部祐一さん(57)(五所川原市)のメロンが最高値で競り落とされた。
アムさんメロンは、弘果が推奨する津軽産メロンブランド「つがりあんメロン」の一つで、ハウス栽培され、糖度が高く、皮の近くまで食べられるのが特徴。出荷のピークは7月中旬になる。阿部さんは「今年は糖度、大きさともに最高のものができた。来年もまた、より高値を目指して頑張りたい」と話していた。
2017年06月07日 17時41分
http://yomiuri.co.jp/economy/20170607-OYT1T50049.html