http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170525/k10010993991000.html?utm_int=news_contents_news-main_003
イギリス中部のマンチェスターで発生したテロ事件を受けて、外務省は、イスラム教の断食月、ラマダンが今月27日ごろから始まり、さらなるテロの発生が懸念されるとして、ヨーロッパ地域を対象に新たに海外安全情報を出して注意を呼びかけています。
イギリス中部のマンチェスターでは、今月22日、コンサート会場の付近で大きな爆発が起きて22人が死亡し、過激派組織IS=イスラミックステートが事件への関与を主張する声明を出しました。
外務省は、イスラム教の断食月、ラマダンが、今月27日ごろから始まることや来月下旬までのラマダンの期間中に、ヨーロッパ各国でG7サミットなどの国際会議や国政選挙なども予定されていることから、さらなるテロの発生が懸念されるとして、ヨーロッパ地域を対象に注意を呼びかける海外安全情報を出しました。
この中では、イベント会場など人が集まる場所は特にテロの標的になりやすいとしたうえで、イベント終了後はしばらくして会場を出るなど、人混みを避けることや爆発音を聞いたら低い姿勢をとって頑丈なもののかげに隠れることなどを呼びかけています。
外務省は「ヨーロッパを訪れる際には現地の最新情報を入手し、安全確保に十分な注意を払ってほしい」としています。
5月25日 4時26分