http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170518/k10010986821000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_003
昔ながらの日本文化が感じられる「古民家」を宿泊施設やレストランなどに改装して外国人旅行者を地方に呼び込もうと、政府は古民家の改装を行う専門業者や地域ならではの食事を提供する料理人の育成などに取り組むことになりました。
政府は、東京オリンピック・パラリンピックが開かれる2020年に日本を訪れる外国人旅行者を4000万人にする目標を掲げていて、東京や京都などの人気の観光地だけでなく、地方にも旅行者を呼び込もうとしています。
政府は、昔ながらの日本文化が感じられる「古民家」が空き家になって各地に残っていることから、これを宿泊施設やレストランに改装して観光資源として活用する対策を取りまとめました。
具体的には、古民家を改装する専門技術をもつ事業者や地域ならではの食事を提供する料理人などの人材を育成する講習会を計画します。また、古民家の魅力を外国人にアピールするため、インターネットで情報を海外に発信し、外国人旅行者の集客につなげるとしていて、国の予算編成などで必要な対応を検討することにしています。
対策の取りまとめを終えたあと石井国土交通大臣は、「古民家への積極的な支援を行って成功事例を全国各地に広げていきたい」と述べました。
5月18日 23時37分