約77万〜12万6000年前の地質年代に「チバニアン(ラテン語で千葉時代)」と名づけるため、国立極地研究所や茨城大などの研究チームが今月31日、千葉県市原市の地層を、その時代を代表する基準地にするよう国際組織に申請する。
イタリア南部の2候補地も、イオニア海に由来する「イオニアン」の命名に名乗りを上げており、早ければ来年初めにも審査結果が出る見通し。認められれば、地質学上の時代に初めて日本の地名が付くことになる。
日本の研究チームが申請するのは、約77万年前に地球の磁場が反転した痕跡を残す「千葉セクション」と呼ばれる地層。現在はN極が北、S極が南を示している地球の磁場はしばしば反転しており、最後の反転は約77万年前とされる。
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2017/5/18 14:12 読売新聞
http://yomiuri.co.jp/science/20170518-OYT1T50083.html
約77万年前の地磁気の逆転を示す地層「千葉セクション」(岡田教授提供)
イタリア南部の2候補地も、イオニア海に由来する「イオニアン」の命名に名乗りを上げており、早ければ来年初めにも審査結果が出る見通し。認められれば、地質学上の時代に初めて日本の地名が付くことになる。
日本の研究チームが申請するのは、約77万年前に地球の磁場が反転した痕跡を残す「千葉セクション」と呼ばれる地層。現在はN極が北、S極が南を示している地球の磁場はしばしば反転しており、最後の反転は約77万年前とされる。
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